はじめに
「医療費控除と確定申告……漢字ばかりで難しそうだから、病院の領収書はいつも捨てている」
こんにちは、当ブログ中の人のきょうせいくんです。
実は私自身も、ずっと「税金のことなんて自分には難しすぎる」と諦め、もらえるはずのお金をみすみす逃してきた過去があります。
結論からお伝えします。
医療費控除とは、
「1年間にたくさん医療費を払ったら、払いすぎた税金が少し戻ってくる(安くなる)」
という超シンプルな制度です。決して一部の詳しい人だけのものではありません。
この記事では、過去の私のように「難しそう」という理由だけで損をしている方に向けて、医療費控除の仕組みとやり方を「小学生でもわかるレベル」まで噛み砕いて解説します!
図解のイメージもたっぷり用意しましたので、ぜひ最後まで読んでみてください。
【失敗からの気付き】「難しそう」で損してない?小学生レベルの引き算でわかる医療費控除
医療費控除って、国税庁のページを見ると難しい言葉が並んでいて嫌になりますよね。私も以前はそれを見て挫折した一人です。
しかし、一度仕組みを理解してしまえば、実は「ただの引き算(算数)」だったことに気付き、今までなんであんなに敬遠していたんだろうと激しく後悔しました。
では、どんな計算で税金が安くなる金額が決まるのでしょうか?
結論から言うと、この1つの公式を覚えるだけでOKです。

【計算式】
(1年間に払った医療費の合計 - 保険金で戻ってきたお金) - 10万円 = 医療費控除額
※年収が約311万円未満(総所得200万円未満)の場合は10万円ではなく「年収等の5%」になります。
医療費控除の具体例
例えば、1年間の医療費の合計が「15万円」で、保険金などの補てんが「0円」だったとします。
式に当てはめると……
(15万円 - 0円)- 10万円 = 5万円
つまり、この「5万円」が医療費控除額となります。
(※注意:5万円がまるまる現金で戻ってくるわけではなく、「あなたの所得から5万円分を差し引いて、税金を安く再計算してあげるよ」という意味です!)
医療費控除のメリット・デメリット
ここまで読んで「えっ、それなら絶対やった方がいいじゃん!」と思った方、少しお待ちください。制度を利用する前に、メリットと同時にデメリット(手間)も知っておく必要があります。

メリット:お金が戻り、住民税も安くなる!
最大のメリットは、支払いすぎた所得税が「還付金」として指定口座に振り込まれることです!
さらに、翌年の「住民税」の計算対象となる所得も下がるため、ダブルで税金が安くなる効果があります。
これは大きな節約になりますよね。
デメリット:確定申告の手間と領収書の管理が必要
一方で、最大の壁となるのが「確定申告を自分で行う手間」です。
会社員であれば普段は年末調整で会社が税金計算をやってくれますが、医療費控除は年末調整ではできません。自分で1年分(1月1日〜12月31日)の医療費を計算し、自分で国へ申請する労力がかかります。
要注意!医療費控除の「対象のもの」「対象外のもの」
「どんな支払いが医療費に含まれるの?」これもよくある疑問です。
ポイントは「治療が絶対の目的かどうか」です。予防や美容目的のものは対象外になります。

【対象になるもの(治療目的)】
- 病院での診療代、治療費
- 治療のための処方箋薬、市販の風邪薬・頭痛薬
- 通院のための交通費(電車・バスなど)
- 歯列矯正費用(※子どもの矯正や、大人でも噛み合わせ治療など医学的な理由がある場合)
【対象外のもの(予防・美容目的)】
- 健康診断や人間ドックの費用(※結果として重大な病気が見つかり、そのまま治療に移行した場合は例外的に対象になります)
- 予防接種(インフルエンザワクチンなど)
- 美容目的の歯列矯正やホワイトニング
- 健康維持のためのサプリメント
- マイカー通院のガソリン代や駐車場代
確定申告ってどうやるの?領収書は提出する?
「よし、対象になりそうだから申請しよう!」と思ったあなた。最後に簡単な確定申告のステップを解説します。
昔は領収書を山のように税務署へ持っていく必要がありましたが、今はルールが変わって少し楽になっています。
1. 「医療費控除の明細書」を作る
Excelや手書きなどで、どこにいくら払ったかをまとめた表(明細書)を作成します。
2. 領収書は「5年間保管」する
現在、領収書そのものを税務署に提出する必要はありません。しかし、あとで「確認させてください」と言われた時のために、自宅で5年間しっかり保管しておく義務があります。
3. スマホで「e-Tax」を使って申告!
国税庁の「確定申告書等作成コーナー」から、スマホとマイナンバーカードを使って自宅にいながら簡単に申告できます。自動計算してくれるので、スマホの案内に沿って入力するだけです!
最後に
医療費控除は、「知っている人だけが得をして、知らない人は損をしたままで終わる」制度の代表格です。
「難しそう」というイメージだけで捨てていた領収書が、実はお金に変わるかもしれない魔法のチケットだったと考えると、もったいないですよね。
今年からは、病院や薬局に行ったら必ず領収書をもらい、専用のファイルにガサッと入れておく習慣から始めてみましょう!
年末に計算してみて、「10万円を超えていなければそのまま捨てる」「超えていればスマホでパパッと申告する」、これだけでOKです。
ぜひ今回の図解や引き算を思い出して、賢くお金を取り戻してくださいね!


